【マスクでインフルエンザは予防できない】予防するためにできる3つの方法

だいぶ涼しくなり、インフルエンザの予防接種の季節になりましたね。

保育園の子供達も風邪やインフルエンザの子がチラホラ。

今年は、夏に沖縄でインフルエンザの流行警報が出ていました。

私の住んでいる地域でも、夏休み明けからすぐに学級閉鎖をしている学校もあり、子供がかからないかヒヤヒヤしました。

インフルエンザが流行りだすと、多くの方はマスクをすると思います。

でも実は、マスクはインフルエンザの予防にはなりません。

では、どんな予防法が有効なのか?

今回は、これからの季節に知っておきたいインフルエンザの予防法についてお話しします。

インフルエンザとは

インフルエンザウイルスによる感染症です。

インフルエンザには、A型・B型・C型があり、流行するのはA・B型です。

例年、12〜3月に流行し、国内では1000〜2000万人の人が感染していると推定されます。(大流行は1500万人以上といわれている。)

予防接種
Photo by Hyttalo Souza on Unsplash

インフルエンザウイルスは、いくつか種類があり、毎年流行の型が予想されワクチンが作られます。

ワクチンを打てば100%予防できるものではなく、感染の確率を下げてくれます。

もし感染してしまったとしても、辛い発熱などの重症化を避けられるというメリットもあります。

これは、体力のない小さな子供やお年寄りにはとても大切なことです。

型の違いによる症状の特徴

インフルエンザには、A・B・C型があるとお話ししましたが、それぞれにどのような特徴があるか見ていきましょう。

A型

A型インフルエンザは、3つの型の中で一番症状がキツイものです。

  • 38度以上の高熱
  • 咳、喉の痛み(ものを飲み込むのも困難なほどの辛いもの)
  • 頭痛、関節痛、筋肉痛、全身のだるさ
  • 重症化すると深刻な呼吸器系の合併症(肺炎や気管支炎など)
  • 脳炎や脳症などの合併症を引き起こすことがある

B型

B型は、A型に比べて症状は軽いと言われることもありますが、B型でも高熱が出ることもあります。

また、胃腸症状も特徴です。

  • 38度以上の発熱(高熱が出ず37度台程度のこともある)
  • 頭痛、筋肉痛、関節痛、全身のだるさ
  • 咳、喉の痛み
  • 胃腸炎のような症状(腹痛、下痢など)

インフルエンザB型の胃腸症状は長く、3日以上続くことがあります。(胃腸炎の場合は1〜2日程度で改善傾向)

C型

一度免疫を獲得すると、一生その免疫が持続すると考えられています。

そのため、免疫獲得後に再び感染したとしても症状は軽くインフルエンザとは思わず風邪程度で済むでしょう。

  • 感染するのは4歳以下の幼児が多い
  • たい部分の大人は免疫を持っているため感染しにくい
  • 感染による症状は鼻水程度でその他の症状はほとんどなし

インフルエンザの感染経路

Анастасия ГеппによるPixabayからの画像

インフルエンザに感染する感染経路は飛沫感染と接触感染の2つあります。

飛沫感染

咳やくしゃみでウイルスを含んだ飛沫が飛び散る

(感染飛沫は約1~2メートルの範囲に飛び散る)

近くにいた人が飛沫を口や鼻から吸い込む

体の中にウイルスが入る

感染

人が集まる場所(学校、会社、通勤電車など)で感染します。

接触感染

感染した人が手で咳やくしゃみをおさえ、その手で物に触れ、ウイルスが付着

その直後にそれを人が触り、ウイルスが手に付着

手で鼻や口を触ってウイルスが体内に入る

感染

ドアや手すり、電気などのスイッチ、つり革などが感染場所として考えられます。

潜伏期間と感染力

通常は1〜3日と短く、最長でも7日と言われています。

インフルエンザは、発症する24時間前から発症後3日くらいまでの期間がもっとも感染力があるとされています。

インフルエンザの人と接触した時は、感染している可能性もあるので一週間以内は気をつけたいですね。

検査方法

インフルエンザの検査は、やったことある人が多いと思います。

長細い綿棒のようなものを鼻の奥に突っ込んで、グリグリ〜とやる、アレですね。

検査は、発熱から12時間ほど経っていないとしっかりと結果が出ない場合があります。

私の薬局にも、熱が出て慌てて受診して検査をしたけど陰性で、次の日熱が続いているので再度受診したら、やっぱり陽性だった、という方がかなりいました。

特に家族や友達でインフルエンザの人が居ると、熱が出たらすぐに受診する方が多いように思います。

しかし、何度も受診するのは体力的にも金銭的にも負担になるので少し時間が経ってから受診するのが良いですよ!

インフルエンザの治療薬は、発症後48時間以内に使わないと効果的ではないので、受診のタイミングは気をつけて下さいね!

だたし・・・

検査はあくまで医師がインフルエンザと診断する判断材料の一つなので、必ず受けるものではありません。(最近は、インフルエンザにかかっていても40%程度は検査で陰性が出ると分かっています。)

治療

インフルエンザも、風邪と同じく自分の免疫で治すことができる病気です。

(風邪の治し方についてはこちら→【正しい風邪の治し方】風邪薬で風邪は治らない!抗生物質は風邪に効く?)

大げさに言うと、特に治療をしなくても一週間ほどで治ります。(体力や免疫力など人によって差はあります。)

ただ、風邪とは違いインフルエンザは、ウイルスに有効な薬(抗ウイルス薬)が開発されているので、薬での治療も可能です。

薬の効果を最大限に発揮するためには、なるべく早く薬を使うことが大切です。

早めに薬を飲めば解熱までの時間を短くできるので、比較的早く体を楽にすることができます。

ただ、日本は世界でもこの抗ウイルス薬の使用量がダントツ多く、耐性ウイルス(抗ウイルス薬が効かないウイルス)が問題となっています。

去年、1回のみの服用で効果があるとされる新薬が発売されましたが、残念ながらそちらも耐性ウイルスの問題がすでに取り上げられています。

予防法

ここまで、インフルエンザについて触れて来ました。

なるべくなら辛いインフルエンザにはなりたくないですよね。

そこで重要なのが予防です!

予防と聞くと多くの人はマスクを着用し、手洗いうがいを心がけるのではないでしょうか?

でも最初に述べたように、マスクには予防効果はありません

では、どうやったら予防ができるのか?

インフルエンザの予防法で有効なものは以下の3つです。

  1. 手洗い(アルコールを含んだ消毒液で手を消毒するのも効果的)
  2. 普段からの健康管理(十分な栄養と睡眠を取って抵抗力を高めておく
  3. 人が多く集まる場所はなるべく避ける

また、加湿をすることで、喉の粘膜の調子を整え、風邪やインフルエンザにかかるにくくなります。

(以前は加湿でウイルスの感染力が弱まると思われていましたが、最近の研究では感染力が下がらない可能性があることが分かってきました。)

周りに移さないためにすべきこと

正しい咳エチケットが周りの人に感染させないためにも必要です。

咳が出ている人は、飛沫を周りに飛ばさないようにマスクをしましょう。(人にインフルエンザを移さないためにはマスクは効果的です。)

マスクをしていなければ手ではなく、肘の内側で咳やくしゃみを覆うのが正しい咳エチケットです。

感染したら、周りの人に移さないためにも、正しい咳エチケットを身につけましょう。

出席停止期間は?

子供がインフルエンザにかかってしまうと、いつから学校(幼稚園や保育園)に行けるのか気になりますよね。

学校保健安全法では、

「発症した後5日、かつ解熱した後2日を経過するまで。ただし幼児(幼稚園児、保育所児)においては、発症した後5日、かつ解熱した後3日を経過するまで」

が目安とされています。

発症した翌日を1日目と数えますが、分かりにくいと思うので下の表を参考にしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

インフルエンザが流行る季節になりつつあるので、正しい予防法と咳エチケットを身につけ自分や周りの人を守りましょう。

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