【介護・誤服用回避】飲み間違いが激減する一包化という調剤方法

はじめに

たくさんの種類の薬を処方されて困った事はありませんか?

薬袋は、基本的に同じ用法で同じ量飲む薬をまとめて入れます。

そのため、用法が同じでも1回の量が違うと薬袋は2つに分かれます。

飲む時に、どの薬袋からどの薬をどれだけ出したか、若い人でも混乱する事の多い状況に・・・

特に高齢になってくると、いろいろな体調不良が重なり薬の量が増えやすく、正しく服用するのも難しくなってきます。

あなたの周りに

  • 親や知り合いが沢山の薬を飲んでいて間違えないか心配…
  • 親が介護をしているが薬の管理が大変そう
  • 介護をしているが薬の種類が多くて飲ませるのに苦労する

など、悩んでいる人はいませんか?

今回は、介護や誤服用の予防に役立つ一包化(いっぽうか)についてお話しします。

一包化とは

薬を飲むタイミングごとに一回量ずつ袋詰めすることです。

イメージとしては、粉薬の袋の中に粉ではなくて一回分の錠剤が入っているといった具合です。

粉と錠剤を一緒に入れる事も可能です。

一包化イメージ
一包化のイメージ
ねこすすさんによるイラストACからのイラスト 

メリット

飲み間違いが減る

一番のメリットは、飲み間違いが減ることだと私は思います。

1回に飲む種類が多いと、どの薬を飲んだか分からなくなってしまうことがあります。

理解がしっかりしている人でも、薬袋から出したり戻したりしているうちにどれを出したか分からなくなる事もあります。

特に、白い錠剤ばかりだとどれも同じに見えてしまいますよね。

そうすると、飲めない薬・あるいは飲みすぎて過剰摂取してしまう薬が出てきてしまいます。

これは、どちらも危険な状態です。

一包化をすることで、これらの危険な状態を防ぐことができます。

持ち歩きに便利

1回分ずつ袋にパックされているので、持ち歩くのにも便利です。

ピルケースでしっかり管理している方も居ますが、一包化は袋に入っているのでケースよりは湿気なども防げます。

(完全に湿気を防ぐものではないため、高温多湿を避けて保管しましょう。)

管理しやすい

一目で残りの日数が分かるので、足りなくなる前に気づけます。

カレンダーなどに貼り付ける事もできるので、飲み忘れも防げ管理がしやすくなります。

専用のお薬カレンダーを使うと、朝・昼・夜・寝る前と分けて保管できるので、さらに飲みやすく管理しやすくなります。

デメリット

調節できない

下剤などその時々で調節する薬は、一包化してしまうと調節しづらいのがデメリットです。

調節する薬は一包化からはずし、シートのままでもらう事ができます。

湿気や光に弱い薬はNG

一包化できない薬もあります。

代表的なものは、吸湿性が高く湿気に弱い薬や光に弱い薬です。

一包化してしまうと、崩壊してしまったり変性してしまうので一包化には入れる事ができません。

このような薬も、シートのままのお渡しになります。

薬局で時間がかかる

一包化するには、シートから錠剤を出して1回分ずつパックするので、普通に薬をもらうよりも時間がかかります。

また、一包化する事で負担金が少し増える事があります。

(増えない場合もあるので、まずは薬局にご相談を。)

ひとこと

負担金は少し増えることがありますが、飲み間違いなどを防げると思ったら私は全然良いと思います。

待ち時間に外出したり、FAXやヨヤクスリのような受付システムを使えば待ち時間は解消出来ます。

ヨヤクスリについては→【薬局での待ち時間短縮】楽天のヨヤクスリを使ってみた

一包化するには?

まずは、病院の先生に相談してみましょう。

必要だと判断されれば、処方箋に一包化のコメントを入れてくれます。

(お願いしなくても、医師が一包化が必要と判断すれば処方箋にコメントが載っています。)

「先生にはお願いしづらい」「伝え忘れた」そんな時は、薬局で相談してください。

処方箋を出すときに、受付で相談してもらうのが1番スムーズです。

印字

一包化の袋には、

  • 服用日
  • 名前
  • 用法
  • 薬の名前

など、必要な情報を印字することができます。

文字数に制限があるので、必ずしも全て印字できるわけではありません。

また、油性ペンを使って袋に線を引いて視覚的にも分かりやすくする事が可能です。

患者さんの理解度などによって、印字や色線は変える事が可能です。

薬剤師と相談して、必要な情報を印字したり線を引いて貰えば見やすく飲みやすくなります。

途中で変更もできるので、遠慮なく相談しましょう!!

まとめ

一包化という調剤方法は、自分が経験しなければあまり知らない調剤方法だと思います。

この記事で少し一包化について理解が深まったでしょうか。

  • 周りで薬を飲むのに苦労している人
  • 介護で薬を飲ませるのに苦労している人
  • 飲み間違いが心配

このような方たちが周りにいれば、ぜひ試して欲しいと思います!

ちなみに・・・

薬剤師が一包化が必要だと思って声かけをしても、

「ボケ防止だから薬はちゃんと自分で飲む!」

と断られるケースもあります。

これは、とてもすばらしい心がけだと思います。

ただ、そういう人に限って飲み間違いや薬が足りないなどのトラブルが出てくるケースが多いのも事実です。

私たちでは説得できなくても、ご家族の方なら説得できるかもしれません。

思い当たる方がいれば、家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です